天地創造

ちょっと世界作ってくる

そのままでよい。

こんばんは、イズミです。

いや、おはようございますなのか・・・。笑

生まれついての夜行性のようで、すぐに昼夜逆転してしまいます。

 

 

先日(と言ってももう2カ月前なのか。。)購入したと書いた「神秘」(毎日文庫・白石一文)、やっと下巻の中盤まで読み進めました。

バリ島旅行のために買って、少し読んだもののしばらく開かず。先月下旬にまた少し読み進め、急に今読まねばいけない気がして昨日今日でここまで来ました。

 

 

この本ね、何の情報もなく書店(めったに行かない店)で「潜在意識に関わる本ないかな・・・自己啓発とかじゃなくて小説がいいな」と思いながらうろうろしててふいに目に留まったものだったんです。

表紙がきれいだなと思って手に取り、裏の説明を見たら、まさに、まさにこれじゃない!?という内容で。すごくないですか?笑

ざっくり言うと、お金も地位も手に入れたバツイチ男性がある日突然余命一年を宣告される。呆然としながらも、そのとき彼は昔電話で一度だけ話した不思議な女性のことを思い出す。彼女を探し出し、その不思議な力で彼の命を救ってもらおうと動き出す・・・みたいな感じ。

まだ途中なのでこれからまたドラマがあると思うのですが、その女性を見つけるに至る過程がまさに潜在意識大活用。突然のひらめき、偶然出会った人との会話、目に入った一文。すべてが繋がっていて、必要だった。末期がんで余命一年という現実さえ、自分に必要な経験だったと主人公の彼は気づいていくんですよね。

作者は潜在意識とか引き寄せとかを知った上でその法則を物語にしたんだろうなぁ。「死にたくないではなく、生きたいと願っている」という一文にそのあたりを強く感じました。

 

概要だけでも求めていたものなんですが、その具体的な内容もかなりわたし自身にいろいろと思い出させるものでした。

主人公は気づいた時には末期がんになっていて、余命一年を宣告されました。

実はわたしの父もある日突然末期がんと診断され、余命3ヵ月と言われそれを待たずして亡くなったんですよね(別件でずっと通院していたのに、気づいてもらえなかったそうです。。)。

本書の中に「がんは生まれ変わるために発生する」と書かれていました。実際にがんになられた方や、その家族からしたらふざけるなと思われるかもしれません。でもわたしには何となく納得できる解釈だと感じられます。実際に罹患して亡くなった家族がいる身としても。

もともと個人的に、がんは何らかのストレスを抱えすぎると発症してしまうものなのかなという考えがあったんですよね。まさに現代病。父は怒りの塊って感じで、全くコントロールできていなさそうでしたから。

生きながら別人に生まれ変わるのか、また来世を迎えるのかは人によるのかもしれません。奇跡的にがんが治った!なんていうのは、がんになった目的(生まれ変わり)を果たした人なんじゃないでしょうか。

 

そして、ついさっき読んだ部分。これもわたしの経験に重なる部分がありました。

主人公が学生時代に仲良くなった友人の話。道路で轢かれてしまっていた猫を、服が血で汚れるのにも構わずその友人が抱いて運んでやるという場面があります。

わたしが中学生ぐらいの頃、家の前でうちの飼い猫が轢かれて死んでしまったことがありました。そのときの猫の状態が本書の猫の描写と少し似ていて、当時のことを思い出したんです。

最初に見つけたのは母で、泣きながらわたしときょうだいのところへ知らせにきました。現場へ行き痛々しい姿を見つけ、しばらくは頭をなでたり、轢き逃げした車を呪ったり・・・。そして、もう埋めてあげた方がいいなと思いわたしは猫を抱えて立ち上がりました。そうしたら母が「ちょっ、血がつくよ!?」と慌てたように言ってきたのでちょっとムッとして「それが何?」と返してそのまま家の庭まで運びました(実際はそんなに血は出てなかったです。)。わたしの後ろで母が「あんたすごいね・・・わたしは怖くてできないわ・・・。」と呟いていました。

 

そんな情景を思い出したとき、ふと「そうだよ、わたしってすごいじゃん!」って気持ちというか、声というか。そんなのが湧いてきたんです。

「わたしは勇気があるし、優しいし、そのままでいいんだよ!!!」って。

なんかそう思ったら涙が溢れてきて、そうなの、かも・・・?って。笑

 

 

前回のブログで「自愛してみる」って書いたと思います。でも実は、自愛ってけっこう避けて通ってきたところでして。

「愛」とか言わなくてもアファメーションするとちょっとゾッとしちゃうというか、慣れれば大丈夫なんですがどうも無理してる感じがしていたんですよね。

なのでやるなら自分が根負けするまでゴリゴリにやらないとと思って、そのためにまずはわたし最高!とかじゃなくて、今まで辛かったことを認めて「もう自分の人生を生きていいよ、そのままでいいんだよ」的なアファメーション音声を録ったんですよね。文面はしっくり来るように推敲して、録音の時も自分に語り掛けるようにして。

けど録っただけでほとんど聴いていませんでした。それを予想していて、録音のときだけでもなるべく自分の内側に伝わるように・・・と考えていたんです。

そしたら、それがちゃんと届いてたみたいですね・・・!

 

 

ちょっとずつですが、自分の中に変化を感じられて楽しくなってきました。

だからこそ、今「神秘」を読破するぞ!という意気込みを持って(持たされて?)いるのかもですね。このまま読了に向けて進んでいきたいと思います。

 

 

それでは、また。

 

 

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